浮気調査に向いているGPSとは? 使い方も解説!
GPSについて、自分でも色々と調べてみたけど、どれがいいのか分からない。浮気調査の専門家はどんなタイプのGPS端末を使っているの? このコラムでは、そんな疑問についてお答えいたします。
また、一般的なGPS端末の取り付け方についての解説もございますので、GPS端末がお手元にある方にも参考にしていただけるかと思います。
GPSとは
GPSとは「Global Positioning System」の頭文字を取ったもので、GPS衛星から発信される情報から、地球上の対象物の現在地を計算する「衛星測位システム」です。
日本においては、2010年に国産衛星である「みちびき」の信号を併用することで、飛躍的に位置情報を測る精度があがり、使い勝手が向上しました。
最近では、スマホの普及もあり、より身近な存在となってきています。
GPS端末の種類と特徴
GPS端末には、大きく分けて「ロガー型(ログ記録型)」と「リアルタイム型」が存在します。
- ロガー型…衛星からの情報を受信し、GPS端末に位置情報の記録を蓄積する方式です。
- リアルタイム型…GPS端末が電波を発し、衛星と通信し現在位置を知らせる方式です。
ロガー型では、位置情報は端末に保存されているため、GPS端末を回収した後にPCなどで履歴を確認する必要などがあります。(最近ではBluetoothに対応し、スマホだけでも確認できるタイプもあります。)
リアルタイム型では、WEBの技術と連携することで「今どこにいるか」がPCやスマホ上でリアルタイムに確認できるため、浮気調査において有用です。
浮気調査に適したGPS端末とは
GPS端末を浮気調査に利用するにあたっては、以下のようなポイントを押さえてご検討されるとよろしいかと思います。
機能面
- リアルタイムの位置を検索でき且つ、移動のログを確認できるもの
- バッテリーの持続時間の長いもの
機能面では、浮気調査の性格上「いまどこにいるか」は必須で把握しておきたいポイントでしょう。また、滞在時間や移動履歴も分かったほうがよいため、スマホなどでログ(位置情報の履歴)が確認できるものがおすすめです。
スーツやカバンなどに忍ばせる場合
- 超小型で軽量なもの
- 音声などが出ない機能のシンプルなもの
ご主人のスーツやカバンなどを、毎日準備されているような奥様には、これらのものにGPS端末を忍ばせるのは簡単なことかもしれません。
近年では、子どもや高齢者の見守りを目的とした小型で高性能なGPS端末が多く販売されています。危険を知らせるブザー機能などがついたものもあるため、誤作動で音が出てしまうことのないように、シンプルな機能のものがよいでしょう。
- 課題点
- 小型なものでは、バッテリーの持ち時間が短くなりがちなため小まめな充電が必要となってきます。普段はあまり触らないような物にGPS端末を仕掛けるのはやめておいたほうがよいでしょう。
車に付ける場合
- 取り付けしやすく、外れにくいもの
- 防水対策などがされているもの
舞一の拠点である愛知県では特に、車は「一家に一台」と言わず「一人一台」というイメージが強いです。
頻繁に付け替えるわけにはいかない場合は、車外(底面)に強力な磁石で取り付けるタイプがおすすめです。また、バッテリー寿命が長いものを選ぶことも重要です。
- 課題点
- 車移動の多い愛知県では、マストアイテムとも言えますが、あくまでも車の位置を追うため、駐車後に徒歩や別の車などで移動されると、人の現在地と車の現在地とに開きが生じます。
iPhoneの「探す」などアプリを利用
- ファミリー共有を設定している
- zenlyなどの位置情報共有アプリや、GoogleMapでの位置共有など
スマホに紐づいた位置情報の共有は、wifi基地局の情報なども加わり精度が高まることに加え、基本的には本人が携行しているため、その人が実際にいる位置として信頼性が高いです。(GPS端末の中にも、wifi基地局の情報を利用しているものもあります。)
ご依頼者さまの中にも「もともとiPhoneのファミリー共有をしている」「iPadが同期されている」などの状況により、ご家族の位置情報を把握している方が多くいらっしゃいます。
- 課題点
- スマホ所有者本人の意思やアプリ運営者の方針により、思った結果が得られなくなることがあります。
iOS14以降では「正確な位置情報」をオンオフできる機能がついたため、「オフ」の場合には2~5km程度であいまいな位置情報を示すようです。
位置情報共有アプリである「zenly」は、2023年2月にサービス終了のプレスリリースを出しています。
GPS端末等 利用の注意点
いずれの方法で位置情報を取得するとしても、気を付けておかなければならないことを以下にご案内いたします。
GPS端末の精度について
性能がとても上がっているとはいえ、GPS端末が実際にある場所と位置データの間には、若干の誤差が生じることがあります。
地下鉄や、高いビルなどの場所や、悪天候時など、衛星との通信がし辛い場面では特に、誤差が出やすくなります。
「ホテルで車が停まっている!…と思ったら、実は付近の喫茶店にいただけだった」などの状況も起こりえるため、注意が必要です。
不貞の証拠にはならない
詳しくは、こちらの「どんなものが不貞の証拠となりますか」の記事で説明していますが、GPS端末による位置情報の記録だけでは、不貞の証拠としては弱く、決定的なものにはなりえません。
あくまでも、証拠を取るための情報集めとしてご利用されることをおすすめいたします。
違法行為となる可能性
「改正ストーカー規制法」により、許可なくGPS端末を利用して位置情報を取得することが禁止されたため、たとえ夫婦であっても違法となる可能性があります。
また、「不正アクセス禁止法」により、許可なくID・パスワード等の情報を得て主にインターネットから各種のITサービス、機器に対してアクセス等を行うことも違法となりますので、ご家族の同意のないスマホの操作などに関しては注意が必要です。
弊社の調査にてお勧めしているGPS端末
最後に、弊社が調査を行う上でお勧めさせていただいているGPS端末の概要をご紹介いたします。
GPS端末概要
・タイプ
リアルタイム型(スマホですぐにログも確認可能)
・バッテリー
連続待受日数45日間(検索頻度が高いとバッテリーの消費が早まります)。
※バッテリー残量が低下すると通知が送られるため安心です。
・自動検索
「10分おきに」など、任意の間隔での自動連続位置検索が可能。スケジュール登録も可能です。
・ログ確認
PCやスマホから、地図上に表示された位置情報やログを簡単に確認することが可能です。
・振動検知
一定以上の振動(車が動き出すなど)を検知した時に通知が可能です。
また逆に停車時に通知することも可能です。
・拠点監視
指定拠点を設定しておくと、拠点としたポイントへの出入り時に通知することが可能です。
おすすめの取り付け方法
車にGPS端末を付けるのであれば、車の底面が目立たないためよいでしょう。
リアバンパーの裏側は、取り付けやすく、電波も比較的良好です。
マフラー付近は高熱になってしまい危険なため、マフラーとは逆側に付けてください。バンパー裏側に付けると覗いても目立たないため、特におすすめです。
- マフラーのない方のバンパーの裏側
- マフラー付近は熱くなるのでNG
- タイヤ付近は水がかかりやすいためNG
- 凸凹した場所は磁石が付くにくいためNG
を避けて、覗いても目立たない位置に付けましょう。
直接的な不貞の証拠とはならないまでも、決定的な証拠を押さえるための情報収集としては、欠かせない存在となってきているのがGPS端末です。
端末の特徴や注意点などを理解して活用していきましょう。
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